指切りげんまん、嘘ついたら
針を千本、のます
子供のたわいのないやりとり。嘘じゃないよね、と互いの小指を絡ませて約束する。実際、針千本を飲まされようものなら、とてもたまったもんじゃないけれど、これはあくまで言葉の綾。でも、英語にもちょっと似た言い方があって驚くでしょう。それは、
Cross my heart and hope to die
Stick a needle in my eye
これは発言する本人が嘘を付いていないと相手に約束する。指切りげんまんと言う立場が逆だが、両方の言い方は「針」を使ったところがちょっとおもしろい。
でも、日本語の言い方より、英語のほうがリアルで、ちょっといやだな。でもこれも言葉の綾に加え、...dieとeyeで脚韻を踏んでいる。
指切りげんまんのルーツは分からないが、このcross my heartはもともと宗教的な儀式などに使われ、誓うことを意味したようだ。今でもキリスト教のカトリック教がこれと似たジェスチャーをするが、これはむしろ災いを逃れるようにという一種のおまじないというのかな。洋画などでよく見られる光景だ。不思議にも、こちらのほうが、相撲取りの手刀(注:勝ったほうが行司から懸賞金などを手渡される時、三回軽くチョップするようにして受け取るときの、勝利の三神に対する挨拶らしい)に似ている。
さて、この言い方を使った例文を見るとしよう。
A:Are you sure you locked the car door.
B:I’m sure I did, mom. Cross my heart.
(車のドアの鍵を本当にかけたの?)
(本当だよ、お母さん。絶対だよ~。)
でも、嘘を付くときにも言うことがあるんで、にわかに信じないほうがいいかも。
A:Are you sure you didn’t eat any of the cookies? Cross your heart?
B: Uh-huh. Cross my heart and hope to die.{Boy has cookie crumbs around his mouth.}
(クッキーを食べなかったのは、本当?)
(ウン。食べていないよ。本当だよ。{少年の口の周りにはクッキーの食べたあとが見える。}
コショー
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